アロマテラピーで心も身体も輝く女性へ

現代ではリラックスの定番となったアロマテラピー。香りを楽しむほか、マッサージなどの施術でも使われています。

仕事や家事で疲れた、癒されたい女性のみなさんのために、
アロマテラピーを知り、うまく付き合うことで心から輝く女性になりませんか?

アロマテラピーとは

アロマテラピーとは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使うことで、心身を穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。

20世紀初頭にフランスの調香師・香料研究者のルネ=モーリス・ガットフォセが、アロマ(芳香)とテラピー(療法)を組み合わせて「アロマテラピー」という言葉を作りました。

アロマテラピーの歴史

歴史は古代までさかのぼります。植物の香りを用いて医療などに役立ており、アラビアやヨーロッパでは、伝統医療・民間医療のひとつとして昔から精油を使っています。

精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、美容、健康の増進、リラクセーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されるほか、自己管理の健康法として用いられています。

アロマテラピーで穏やかな気持ちになるのはどうして?

脳に伝わる唯一の五感は「嗅覚」です。嗅覚が香りを感じると、感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」や、自律神経をつかさどる「視床下部」に情報が伝わり、体温や睡眠・ホルモンの分泌・免疫機能などのバランスが整い、穏やかな精神状態へ導かれます。

マッサージなどのアロマトリートメントでは、精油成分の効果が身体に働きかけることがわかりました。

精油(エッセンシャルオイル)

アロマテラピーでは、物の花や果実の皮、樹皮、葉、種子などから抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を使います。精油は、水に溶けにくい親油性で油ではなく、高濃度の有効成分を含んだ芳香物質です。

精油の種類は250~300種くらいで、それぞれ効果があります。ただ、扱いにくいものなどを除くと、よく使われる精油は多くて100種類程でしょう。

精油の主な作用

アロマテラピーは、香りによってリラックスし、精神状態を安定させるなど心や身体にさまざまな作用をもたらします。

■ストレスで解消し豊かな感情を、心身への作用

神経系に働きかけ心身をリラックスさせる鎮静作用や、胃腸へ働きかける消化促進・食欲増進作用、ホルモン分泌調節作用、免疫の働きを助ける作用などがあります。

■細菌やウイルス、虫などに対する抗菌作用

精油には、防腐剤のような性質もあり、細菌や真菌(カビや酵母など)の増殖を抑える抗菌・抗真菌作用では肌の質を整えることにも効果的。抗ウイルス作用、虫を寄せ付けない虫よけ作用など。

アロマテラピーの楽しみ方

日常的にアロマテラピーを楽しむ方法をご紹介します。

■芳香浴法

精油を拡散し香りを楽しみ心身のバランスを整える方法でティッシュなどに数滴垂らして枕元などに置くほか、アロマポットやアロマディフューザーなど専用器具を用いて楽しみます。

■沐浴法

精油を入れた湯に全身や身体の一部を付ける方法で、入浴時は相乗効果が期待できます。

■吸入法

精油お湯に垂らし、成分を鼻や口から吸入する方法は呼吸器系の不調を緩和。

■フェイシャルスチーム・トリートメント

お湯に精油を1~2滴垂らし蒸気をあてることで血行促進させるフェイシャルスチーム法、リラクセーション、保湿、整肌、血行促進などの効果が期待できるトリートメント法は精油を希釈したトリートメントオイルを身体や顔に塗布したりマッサージを行います。

ほかには、湿布法や手作り化粧品として用いるなどもあります。

アロマの力で女性がイキイキと活躍する

仕事や家事育児に追われる日々、あなたの顔色は何色に見えますか?ツヤツヤ輝いていますか?暗くくすんでいませんか?イキイキと過ごすため、アロマテラピーがあなたの心と身体の輝きを助けてくれるでしょう。