気になる美容脱毛の種類
脱毛の種類
脱毛は、自分で処理する自己脱毛とエステサロンで処理する光脱毛、クリニックで本格的に処理するレーザー脱毛やニードル脱毛があります。
ここでは脱毛方法の種類と価格について解説し、長期的に見てコスパの良い処理方法について紹介します。
シェービング
理容店で使用する専用のカミソリや市販されているシェービング専用のカミソリでムダ毛を処理する方法です。シェービングには刃以外に電気シェーバーもあります。脱毛方法は、専用のシェービングフォームを使いカミソリと肌の滑りをよくしてから除毛をします。また、シェービングフォームのほか、ジェルやクリームを塗る方法もあります。シェービングフォームを均一に塗った後、泡をとるようにカミソリを優しく滑らせてムダ毛をそります。その後、あたたかいぬれタオルで泡をふき取り、ジェルやクリームで保湿をしたら対応完了です。シェービングは古い角質をそり落としてくれます。そのため、透き通った白い肌をキープできるでしょう。また、古い角質が取り除かれると保湿液が浸透し、化粧のノリもよくなるといわれています。シェービングは自己処理をする方法とプロにサロンで施してもらう2通りの方法があります。自己処理はカミソリ負けや肌を傷つけてしまう可能性が高いため、おすすめできません。シェービングの対応ができるサロンに処理してもらいましょう。
ワックス脱毛
主に自己処理で行われている脱毛方法で、エステでも対応してもらえます。あたためた脱毛専用のワックスを溶かして、ムダ毛に絡ませるようにしてヘラを使って伸ばします。ワックスを伸ばした後は完全に固まる前に毛根から一気にはがす方法です。ワックス脱毛は、広範囲に一気に毛根からムダ毛を剥がせるため、一時的に脱毛が必要な方におすすめです。ワックス脱毛には下記のような多面的なメリットがあります。
- ワックス脱毛では光に反応しない、細かいうぶ毛もまとめて除去できる
- ワックスをはがすときに古い角質も除去されるため、凝り固まり感の無い透明感ある肌を期待できる
- シェービングと違い毛根から一気に処理するため、次にムダ毛が生えてくる期間が比較的長い
- シェービングのようにゴワゴワした毛が生えてこない
- 即効性があるため、急いで対応したいケースで有効
- 低価格に処理ができる
しかし、ワックスは一気に抜きとるため、ムダ毛が密集している場所を対応するケースはかなりの痛みを伴います。また、肌へのダメージを最小限にするために対応した後は肌ケアをローションやクリームなどを使って十分に行う必要があります。
エステ脱毛
エステ脱毛で使用されるのは「美容ライト」と呼ばれる機材です。医療脱毛より出力が小さいため、完全に対応が終わるまで時間がかかりますが、痛みが少なく、1回あたりの対応料が安価であることで知られています。
エステ脱毛のコースは、全身、ワキ、VIOの3つです。全身の価格は、18万円~38万円まで、ワキになると2万円~3万円(初回は100円の脱毛サロンもあります)、VIOになると、9万円~10万円となっています。
医療脱毛
医療脱毛では、毛細胞にレーザーを照射して除去します。毛細胞が除去された後は半永久的に毛が生えてきませんが、ワキやVIOのように毛が密集している場所は、しばらくしたら生えてくることも少なくありません。
医療脱毛のコースは、全身、ワキ、VIOの3つです。全身の価格は、17万円~24万円まで、ワキになると1万円~5万円(初回は体験価格のクリニックもあります。)、VIOになると、9万円~17万円となっています。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、光脱毛や医療脱毛が登場するまで主流の脱毛方法でした。140年の歴史を持つ脱毛方法として知られています。ニードル脱毛では通電した特殊な針を使用してムダ毛を脱毛します。ニードル脱毛は唯一永久脱毛ができる唯一の方法となります。
ニードル脱毛の価格は、対応時間または本数で計算します。だいたい1度の対応で約1万5千円程度になります。クリニックによってはキャンペーン価格やお得なコースをよういしているため、細部は問い合わせましょう。
ニードル脱毛の特徴
ニードル脱毛で使用するのは「電気針」という特殊な針を使用します。現在一般的になっている光脱毛や医療脱毛ではムダ毛に光を照射します。ですが、ニードル脱毛は針を毛穴の奥に挿入して、一つひとつダ毛を処理します。
ニードル脱毛の仕組み
ニードル脱毛では針と電流で毛乳頭を破壊します。毛穴は細かく、敏感なのでニードル脱毛で使用する針はただの針とは違います。電気を流して毛乳頭を破壊するように設計されているため特殊な形をしています。一般的に「針」と言えば縫い針のようにとがった形を連想させますが、ニードル針は、先端がとがっておらず、丸に近い形状となっています。
ニードル脱毛で使用するのは針だけではありません。脱毛するさいに針に電流や高周波を流します。そうすることで、毛根にダメージを与え「毛乳頭」という組織を破壊して、毛が生えてこないようにするのです。
ニードル脱毛の種類
ニードル脱毛の種類は一つだけではありません。ニードル脱毛の種類には、「フラッシュ法」「絶縁針脱毛」「電気分解法」「ブレンド法」の計4種類があります。ニードル脱毛が普及し始めたときは主に電気分解法が使われていました。電気分解法は、針に微弱な電流を直接流し、毛根にある毛乳頭にダメージを与えます。それに対して、フラッシュ法は、針に直流電流を流すのでは無く、高周波の電気を流して脱毛をします。電気分解法とフラッシュ法を融合させたものが、ブレンド法と呼ばれるものです。現在ニードル脱毛法は、電気分解法やフラッシュ法単体では対応しません。多くのエステ脱毛では、電気分解法やフラッシュ法をかけあわせた対応をしています。
最後に絶縁針脱毛を説明します。絶縁針脱毛はエステでは対応してもらえません。なぜならそれ自体が医療行為になるからです。また、痛みに弱い人は医療機関で対応をうけられるので、麻酔を使った対応も可能になります。
気になるニードル脱毛のムダ毛改善
ニードル脱毛は毛を増殖させる毛母細胞を完全に除去します。つまり一度ニードル脱毛をすると、完全にムダ毛を気にしなくてよくなるのです。医療脱毛でも毛母細胞を除去しますが、毛根まで機器を直接挿入して対応しませんので、完全に永久脱毛はできないのです。また、光脱毛や医療脱毛は照射した部位の黒い部分(毛の部位にあるメラニン色素)に反応して脱毛をします。つまり、逆を返せば、産毛や色が薄い毛などに照射するのが難しいのです。ニードル脱毛は現段階では、本当の意味で永久脱毛できる方法でしょう。
ニードル脱毛の対応は、毛穴に直接針をさして、一つひとつムダ毛を処理します。光脱毛や医療脱毛とは違い肌の日焼けや色を考慮する必要がありません。(医療脱毛や光脱毛は黒い部分に反応するため、肌荒れやヤケドをする可能性があります。例:日焼けした肌、ホクロ、あざ、色素沈着、タトゥーは×)この特性を利用して、ホクロに生えている毛を脱毛してくれるよう依頼する人もいるそうです。
ニードル脱毛は、肌の色や太さにかかわらず脱毛ができます。抜いた後はすぐに効果を実感できるため、他の脱毛法ではなかなか無くならなかった産毛の脱毛に役立ちます。また、完全にツルツルにするのに抵抗がある人にもニードル脱毛は向いています。ニードル脱毛は全体のバランスを見ながら脱毛できるため、毛量のバランスを考えて1本1本脱できるため自然な仕上がりに調整できます。さらに顔の産毛はカミソリで脱毛処理をすると、カミソリ負けをおこし肌トラブルの原因にもなってしまいます。顔は、一番見える場所ですから、慎重に脱毛をしたいところです。シェービングは、角質を除去してしまうので、対応後に丁寧にケアをしてあげないと乾燥肌になる人も少なくありません。その点ニードル脱毛は対応をした後特にケアをしなくても、お肌はキレイに保たれたままになります。加えて毛穴も目立たなくなるので顔の肌全体が透明感ある仕上りになります。
ニードル脱毛は、光脱毛や医療脱毛と比べると痛みを感じます。そのため、痛みに耐えきれず途中で脱毛を断念する人も少なく無いのです。実際にニードル脱毛を体感した方の話によると「タトゥーを入れるより痛い」という声もあります。加えて、1本、1本対応をしなければいけないため、時間も非常にかかります。例えば両脇を対応した場合、両脇を合わせて3,600本のワキ毛が生えているといわれています。それをすべて除去するには6時間もかかってしまうのです。
ニードル脱毛の一番のネックと言えば、その価格です。医療脱毛や光脱毛が非常に安価なキャンペーンをしているのに対して、ニードル脱毛は割高な価格です。その理由は、一つひとつの毛穴に対応をしていくため、どうしてもコスト面で割高になってしまうのです。
エステ脱毛は永久に生えてこない?
「エステ脱毛」実は、永久脱毛ではありません。なぜならエステ脱毛で使用する光脱毛の機材は、毛母細胞まで光が届かないからです。一時的にとスルスルとムダ毛が抜けますが、また生えてきてしまいます。
脱毛するならトータルでお得な医療脱毛
ここまで、シェービング脱毛、ワックス脱毛、エステ脱毛、医療脱毛、ニードル脱毛の特徴について解説してきました。シェービング脱毛やワックス脱毛は、お肌にあまりよく無さそうです。ニードル脱毛、エステ脱毛、医療脱毛についても解説しましたがニードル脱毛は価格が高いため、お金に余裕が無いと対応できません。安価なエステ脱毛も実はトータルコストでは高いのです。初期コストが高くてもトータルして価格を抑えられる医療脱毛ならそういった心配はありません。