お受験のメリットとデメリットについて
お受験を検討する
首都圏に住んでいる人であれば多くの家庭でお受験といわれる小学校受験をするかどうかということが問題になります。
やはりどの家庭でも子供にとって最適な環境に身を置いてほしいと考えるのは保護者として当然のことです。
特に近年では公立小学校の教育の質が問題となっていますし、いじめの問題もあるためにお受験を検討する家庭が増えています。
もちろんお受験をすることで教育環境が整って子供にとって良い教育機会が与えられる可能性は高いです。
その反面お受験をすることにはデメリットもあります。
そこで、きちんと保護者がメリットとデメリットを理解したうえで判断することが大切です。
小学校受験のメリット
小学校受験をする最大のメリットは教育環境がとても整っているということです。
受験をして通っている子たちが通いますから保護者も子供たちもある程度の教育水準の子たちが集まります。
次に小学校に付属の中学校や高校がある場合には同じメンバーでずっと過ごすことができます。
最も精神的に発達する小学校から高校までの時期を一緒に過ごす人たちは掛買いのない存在であり一生の友達となるものです。
受験勉強にあくせくすることなく余裕のある環境で勉強と遊び、友人関係とたくさんのことにのびのび取り組めるということもメリットといえます。
小学校受験のデメリット
小学校を受験をする際に最もデメリットといわれるのが金銭面での問題です。
小学校6年間でかかる学費は年間100万円以上といわれています。
授業料以外にも制服代や通学定期代、お友達とのおつきあい費用、習い事費用といったものを考えるとトータルでかなりの金額になります。
また、もしも友人関係でトラブルがあったり学業面で問題が出たりした場合、学校を続けるかどうかという問題が出てきます。
私立の学校を辞めて効率の学校に転校するか、ほかの私立に転校するかということが問題となってくるのですが、どの選択肢も子供にとってはかなりの負担です。
また、受験をすることによって子供は不合格を経験する可能性もあります。
中学受験のように学力で判断されること以外にも合否を決める要素がある小学校受験では本人の頑張りだけではどうにもならないことも多いですし、子供自身もよくわからず取り組んでいるためになかなか結果が出にくいです。
子供によっては受験に失敗したというネガティブな思い出だけが残る可能性もあります。
このように小学校受験にはメリットとデメリットがあり、しっかりと子供にとって良いことかどうかを吟味することが必要です。
また、小学校に入学してからのことを考えて保護者は金銭面でのシミュレーションをしっかりとしたうえで市立小学校に通わせるか、小学校受験をさせるかということを決めることが大切です。